近年のメタバースブームに乗って世界中で数多くのメタバースプロジェクトが生まれていますが、残念ながら中には詐欺プロジェクトも存在します。
そこで詐欺プロジェクトに引っかからないための検証ツールをご紹介させていただきます。
RugDocはあくまでプログラムコードからプロジェクトの安全性を読み解くサイトになり、詐欺かどうかを発見するサイトではありません。
メタバースプロジェクトに投資する際は一つのツールに頼らず、様々な角度から検証してご自身の判断のもと大事な資産を守ってくださいね。
RugDoc(ラグドック)とは?
メタバースプロジェクトに限らず、Defiプロジェクト全般における詐欺リスクをプログラムコードから調べる事が出来るサイトです。
Defiプロジェクトにはラグプル(Rug Pull)と呼ばれるプロジェクト主催者側の持ち逃げ詐欺が頻発しています。
そこでDefiプロジェクトを実行するためのプログラムコードから、主催者が仕込んだ悪意のあるコードを読み解きリスクを算出してくれるのがRugDocになります。
RugDocの使い方
RugDocの使い方は簡単で、画面右上の【Search】と書かれたボックスにプロジェクト名やトークン名を記入すると該当がある場合は下に表示されます。
表示された場合、リスク度合いが表示されますので『High Risk』などのプロジェクトは出来れば避けた方が良いかもしれません。

リスク評価の見方
RugDocのリスク評価は6段階で表示されます。
ただし、リスクが低いと表示されても後から悪意のあるコードを埋め込まれる可能性も否定できないため、あくまで参考程度にしてください。
また全てのプロジェクトを網羅しているわけではないため、表示されなかったとしても問題があるないという事ではない点に留意してくださいね。
Liest Lisk
Rug Pullの可能性が最も低いと評価された場合
Low Risk
既に少なくとも実績が報告されているため、Rug Pullの可能性が低いとの評価された場合
Some Risk
RugDocでのデフォルトの評価で、リスク自体はそこまで高くはないですが少しリスクがある場合にこの評価となります
Medium Risk
Some Riskと同程度ですが、更に調査が必要となるコードが含まれている場合この評価になります
High Risk
悪意のあるコードに見える記述が散見され非常にリスクが高いため、おすすめ出来ないプロジェクトの場合はこの評価になります
Not Eligible
評価対象外です。大規模なプロジェクトや複雑すぎるプロジェクトなど、コードだけで判断できない場合はこの評価となります
まとめ
将来的に更に多くのプロジェクトが立ち上がってくると予想されるため、これからは悪意のあるプロジェクトへの見極めが重要になってきます。
RugDocのようなリスク評価サイトは今後益々身近になっていくかもしれませんね。